狩猟免許を取ったあと、実際に狩猟を始めるまでの流れ|初心者がやるべきことを全部まとめた

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狩猟免許は取得しましたけど!?

「狩猟免許は取った。でも、ここから何をすれば狩猟ができるの?」
初心者がいちばん迷うポイントがここです。

実は、狩猟免許に合格しただけでは狩猟はできません。
免許はあくまで“スタートライン”。
ここから、地域に応じた手続きを進めつつ、道具をそろえ、フィールドを知り、実際の狩猟ができる体制を整える必要があります。

僕自身も狩猟免許を取ったあと、「え、まだやることあるの?」と少し焦りました。
だからこそこの記事では、初心者が最短で安全に狩猟を始めるための流れを、順を追って説明します。


1. まずは「狩猟者登録」を行う(必須)

狩猟免許を取っただけでは、まだ山に入って狩猟はできません。
毎年、都道府県ごとに行う 「狩猟者登録」 が必要です。

■狩猟者登録とは?

狩猟ができる“使用許可証”のようなものです。
登録すると、狩猟期間中に必要な 「狩猟者記章(バッジ)」「携帯用狩猟証」 がもらえます。

■必要なもの

  • 狩猟免許証
  • ハンター保険(加入必須)
  • 登録手数料
  • 写真(県によって必要)

■注意ポイント

  • 狩猟ができるのは登録した都道府県だけ
  • 県境で活動する場合、複数県に登録が必要
  • 毎年更新が必要(期間は11月15日〜翌2月15日が一般的)

多くの初心者が「免許があれば狩りに行ける」と勘違いしがちなので、最初の壁はここです。


2. ハンター保険への加入(絶対に必要)

狩猟中の事故は、本人だけでなく他者を巻き込む可能性もあります。
そのため 「狩猟者登録には保険加入が必須」 です。

一般的なのは次の2つ:

  • 全国猟友会が提供する保険
  • 民間会社の狩猟用保険

保険内容は大きく違わないので、初心者は猟友会の保険が加入しやすい印象です。


3. 猟友会に加入するか決める(任意)

猟友会は任意ですが、初心者は加入するとメリットがあります。

■加入するメリット

  • 山の情報が手に入りやすい
  • ベテランと一緒に山に入る機会が生まれやすい
  • 安全講習会に参加できる
  • 狩猟のマナー・地域のルールを学べる
  • 地域での「顔」ができる

正直、孤独で狩猟を始めるのはリスクが高いです。
わからないことは教えてもらう方が確実に安全。

一方で、入会費や会費は地域によって差があります。
あなたの活動スタイルに合わせて決めればOK。


4. 装備をそろえる|最低限必要なものは意外とシンプル

狩猟といえば「高価な道具が必要なのでは?」と構えてしまうかもしれません。
けれど、わな猟であれば費用は比較的抑えられます。

■わな猟(初心者に最も人気)

最低限必要なのは以下。

  • わな(箱わな・くくりわな等)
  • 作業手袋
  • ナイフ
  • ヘッドライト
  • GPS付き地図アプリ
  • 防水の作業靴
  • 止め刺しに必要な道具(自治体のルールにより異なる)

初期投資は2〜5万円ほど。
最初から高性能な道具を買う必要はありません。
“無理なく継続できる装備”が大切です。

■銃猟の場合

銃の所持許可、講習、保管庫の設置など準備に半年〜1年かかります。
こちらは別記事で丁寧にまとめるべき内容なので今回は割愛します。


5. 狩猟する場所を決める|最初のフィールド選びが大切

免許と登録があっても、どこでも狩猟できるわけではありません。
次の点を必ず確認しましょう。

■狩猟可能区域か?

  • 市街地
  • 学校や住宅地から200m以内
  • 公園
  • 自然保護区
    などは基本的に狩猟禁止。

各都道府県の 「狩猟区域図」 をチェックします。

■土地の所有者の許可

私有地で狩猟する場合、土地所有者の許可が必要です。
勝手に入るとトラブルの元になります。

■地域の暗黙ルール

猟友会に入っていると、こうした細かいローカルルールも教えてもらえます。


6. いきなり単独で山に入らないこと|最初は必ず同行者を

初心者が最も危ないのは、いきなり一人で山へ行くことです。

狩猟は野生動物だけでなく、地形、天候、迷い込み、滑落、わながらみなど、危険要素が多い世界。
地元の猟師でも毎年事故が起きています。

最初の1〜3回は必ず、下記のどちらかと同行しましょう。

  • 地元の猟友会メンバー
  • 行政が実施する同行研修
  • 狩猟体験イベント

安全確認の方法、動物の痕跡の見方、わなの仕掛け方など、
本やネットでは絶対に埋まらない「実地の感覚」が身につきます。


7. わなの設置→見回り→処理の流れを理解する

わな猟の基本のサイクルは次の3つ。

設置
見回り(毎日)
捕獲後の処理(止め刺し・搬出・解体)

わなは設置したら終わりではなく、
毎日の確認が法律で義務付けられています。
動物の命を扱う以上、ここは絶対に守るべきマナーです。

捕獲後の止め刺しや処理は、最初の壁ですが、
ここを避けては狩猟は成立しません。
地域によっては講習会があるので、初心者は積極的に参加すると安心です。


8. 解体スキルを身につける|ここを越えると一気に楽しくなる

獲った獲物をおいしく食べるための「解体」。
最初は恐怖心や抵抗があって当然です。

けれど、
丁寧に、清潔に、正しい方法で解体すると、驚くほどおいしい肉になる。
これが狩猟の大きな醍醐味でもあります。

今は研修会やワークショップも増えており、初心者でも学びやすい環境です。


9. トラブルと向き合う覚悟も必要

狩猟は自然相手だから、想定外のことが必ず起きます。

  • わなが壊される
  • 人に見つかる
  • カラスに荒らされる
  • 思った場所に獣が回らない
  • 天候で設置できない

そのたびに改善する。
この試行錯誤こそ狩猟の面白さであり、成長につながる部分です。


10. まとめ|狩猟免許は「入口」。ここから本物の狩猟が始まる

狩猟免許は、狩猟の世界への“入場券”。
本当のスタートはここからです。

狩猟者登録 保険加入 装備準備 フィールド選び 先輩猟師との同行 わなの設置と見回り 解体技術の習得

この一つひとつを積み上げながら、
少しずつ「猟師」としての力が育っていきます。

焦る必要はありません。
大切なのは、安全に、確実に、自然と向き合う姿勢を持つこと。

狩猟を始めるこの過程そのものが、
あなたの人生を確実に豊かにします。


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